豊富な車の野望
うちは田舎で昔は汽車が走っていました。その当時は乗り物で一番メジャーだったかもしれません。今思えばなかなか味のある物でした。そしてどこか私たちの夢をのせて走っているような気持でした。うちの近所に小さな橋があってその上を渡るとき下に友達と座ってその轟音を聞いた事もあります。それは想像を超えてものすごい物で耳をふさがないと耐えられそうになかった事は言うまでもありません。そんな時代の中で列車はたくましく息づいていました。子どもの頃は金もなく乗ってどこかへ出かける時は親にお金をもらっていました。そして映画を見たり、本を探しに行ったりしていたんです。あの煙が懐かしくときおり頭をよぎる事があります。懐かしい1ページとしていつまでも私の脳裏から離れることはないでしょう。